KURUring(クルリング) コース 2(C30_02)

2023年7月中旬。晴れ・気温朝31℃・日中35℃。9時30分出発、約30km。
荒川から伊佐沼へ。夏を感じるコース。

KURU~芋家るーと~伊佐沼(古代蓮・ひまわり畑)~グリーンツーリズム拠点施設(農業ふれあいセンター)~農家カフェましゅましゅ~(再び)芋家るーと~KURU
クルリングコース 2 ◀◀◀今回のコースがご覧になれます

~自転車でつながる人と地域と~   2022年7月16日にオープンしたKURUを拠点にサイクリング。
KURUring(クルリング)と名付け、埼玉周辺の季節や風景、風を感じられるコースを地元のサイクリストの方に教えていただきながら、美味しいものを食べたり、地域の方々とコミュニケーションをとったりしながらのんびり楽しくサイクリングしていきます。


とにかく暑い。熱中症対策として冷感シャツシャワースプレーを皆でかけ合った。そして塩分補給のタブレットと冷んやり紙タオルを持って出発!真夏なので立ち寄り処を多くして。


KURUを出て羽根倉通りを左に進む。交通量の多い道なので気を付けながら20m程進むと左手に土手へ上がれる小道が現れる。その先の階段を登ると土手上だ。
KURUの黄色い建物を左にして荒川サイクリングロードの右岸を約5km北上。大宮カントリークラブのところを左に土手を降りる。川越市にある目的地の伊佐沼は古代蓮とひまわりで有名だそう。どんなところかな。


大宮カントリークラブのところから土手を降りたら右折し細い道に入る。そこからは1つ目の立ち寄り処「芋家るーと」さんまではほぼまっすぐ。


太鼓やメガホンで応援している声がする。甲子園の季節、学校のグラウンドが右手に見える。暑い中、選手を鼓舞する応援、それをみんなで練習をしているのだ。選手だけでなく皆が支える熱い高校野球。青春の一幕を見た。


「芋家るーと」さんに到着。話には聞いていたが真っ赤な消防車が本当に停まっている!!青い空と赤い消防車がどちらも映える。なんて素敵な一角なのだろうか。


店主さんは元消防士さん。お店横の消防車には店主さんの思い出が詰まっているそう。さいたまクリテリウムのポロシャツを着ている。トライアスロンもやっているそうだ。嬉しそうに愛車をみせてくれた。


健康応援割があって徒歩や自転車で来た人には1本50円を割引してくれる!優しい心遣い。ほかにも地域応援割もあって川越市に住んでいる方も同様に50円引きだそう。


焼き芋はなんと1時間半もかけて壺の中でじっくり炭火で焼き、甘みを最大限に引き出している。お芋とそれを食べる人への店主さんの愛が伝わってくる。


この日のお芋は、紅はるか、シルクスイート、ふくむらさき、すずほっくりの4種類。種類が豊富!
ふくむらさきとシルクスイートを2つ選んで食べ比べた。ふくむらさきはサッパリ、シルクスイートはその名の通りシルキーな舌触りでとっても甘いねっとり系。どちらも違う美味しさだ。今日の私はふくむらさきが好き。季節で好みも変わるのでその時々に合わせて違ったお芋を楽しめるのはとっても嬉しい。


「芋家るーと」さんの一角に自動販売機があり、冷たい飲み物だけでなく、冷やし芋がある!!帰りに買って帰ろう。

広がる田園風景、通り抜ける風が気持ちいい。


埼京線の車両整備工場川越車両センターが見えてきた。踏切の先に埼京線が走っている。


しばらく進むと左側に何やらハウス栽培だ。ぶどうのハウスだ!


途中にひまわり🌻伊佐沼のひまわりは8月頃が見ごろとも聞いているのでひとまずここで夏の風景をパチリ。


ここからあと2kmで伊佐沼。田園を通り16号線を越えたらすぐだ。


伊佐沼に到着。思った以上に広い。自然沼としては関東で2番目の広さだそう。


古代蓮は例年この時期に見られるばずだったけれど昨年くらいから開花の割合が減ったと。原因はいろいろなようで中でも特定外来種のカメではないかと言われているらしい。今回は葉を少し見ることができたが花は見ることができなかった。日頃から地元のボランティアの方たちが手入れをしたり、地元の小学生も古代蓮を再生しようと伊佐沼の近くの市民花だんで育てている。地元の皆さんの努力が実り、いつか沼いっぱいの古代蓮を眺ることができたらと思いを馳せた。

ひまわりはというと、今はまだ咲いていない。市民花だんの右の奥にある伊佐沼のひまわり畑は8月中旬には見ごろになるらしい。


沼の向かいにグリーンツーリズム拠点施設(農業ふれあいセンター)がある。建物はまるでお芋を輪切りにした時の色だ。建物内には入ってすぐにドーナツ店があり休憩できる。さらに中に入ると川越市の農業に関するパンフレットなどがおいてある。
この建物の近くには地元の農産物や川越のお土産が充実の伊佐沼農産物直売所がある。この辺りは休めるスポットがたくさんある。


そろそろお腹も空いてきた、ここから自転車で数分の「農家カフェましゅましゅ」さんへ。


このあたりは農産物が豊富。地元で採れたお野菜をふんだんに使ったランチをそれぞれ選んだ。私は夏野菜たっぷりの自家製パスタ。ズッキーニやナスなどなど具沢山。ソースはトマト。歯ごたえのある自家製パスタは絶品だった。


ランチについてくるデザートのパンナコッタには、優しい甘酸っぱさのとっても美味しいソースがかかっている。手作りの梅ソースだそう。ライド途中に梅。最高のご褒美。


ランチで大満足だったけれど、別のお客さんが頼んでいたデザートが気になってプラスでオーダー。ふわふわのかき氷に自家製のイチゴソースとミルクがかかっている。イチゴの果肉感もあって、こちらも絶品。食べてよかった♪


店内でも採れたて野菜が売られていた。新鮮で美味しそう。大満足のランチで心もお腹もいっぱいになったところで、さぁKURUへ帰ろう。


帰り途中の休憩も「芋家るーと」さんへ。行きとは違う田園ルートを通った。途中の畑ではゴマが育てられている。ゴマの栽培を見るのは初めて。ゴマってこんな風に育っていくんだ。収穫風景が見てみたい。


再び伊佐沼を通る。伊佐沼周辺はかつて広大な湿地帯だったのだそうだ。600年ほど前に水田かんがい用沼として整備され、今でも農業用水の重要な沼となっている。


田んぼ脇に無人の野菜販売所がある。


田園ののどかな風景がこんなに近くにある幸せ。


再び、「芋家るーと」さんに到着。


またいろいろとお話に花が咲いた。
“家”のイラストに“ね”という文字が入った「芋家るーと」さんのロゴは奥様が考えたとのこと。それには深い意味が込められている。お名前の木の下には根っこがある、地元の食材を使い、地元に根差してやっていきたいと。だからロゴの家の中の“ね”であり、店名の“るーと”なのだ。


自動販売機で冷やし芋を買って帰ろう。冷やし芋も種類もサイズも選べる!自動販売機から焼き芋が出てくるなんて面白い。取り出してみると本当に冷たい!自動販売機もオリジナルのデザインだそうで、取り出し口に可愛い少年の姿がある。なんと、お子様だそうだ。何から何まで愛を感じた。


そろそろKURUへ向かおうと自動販売機の中身をよく見るとお水がなんと80円!!!!夏のサイクリストには本当に有難い立ち寄りどころ。


田んぼと田んぼの間は風が少し涼しい感じがする。青田にさらさらと青田風が吹き、ざわざわと青田波が立つ、真夏に涼を感じ、風が見えた気がした。


田んぼがあるところはまっすぐの道が多いと感じていたが、この田園ルートはくねくねしている。KURU入口の舗道みたいだ。


田園を抜け、荒川サイクリングロード右岸へ。あとはまっすぐ。黄色い建物を目印にして。


荒川サイクリングロードの土手は鮮やかな緑色。爽やかな空の青さと雲の白さと土手を通る熱風が夏そのものだ。

どんな季節もどんな場所も自転車で走ると特別なものになる。
これからもKURUを起点にして埼玉周辺の魅力を感じていきたいと思った。

KURUから
ちょこっと冒険、くるっとそこまで。
地域の魅力発見。
KURUringこれからも、少しずつ広げていきたいです。



筆者 Miki
staff Tatsu
協力 Shin
撮影 kuu


クルリング立ち寄り処

芋家るーと(KURUから約8km)
埼玉県川越市久下戸2039-12
※営業日は、基本土曜日のみ。Instagramをご確認ください。

伊佐沼(KURUから約11km)
埼玉県川越市伊佐沼

グリーンツーリズム拠点施設(農業ふれあいセンター)(KURUから約12km)
埼玉県川越市伊佐沼887

伊佐沼農産物直売所(KURUから約12km)
埼玉県川越市鴨田922番地1

農家カフェましゅましゅ(KURUから約13km)
埼玉県川越市伊佐沼7−1
※営業日は基本、火・水・金・土曜日。