KURUring(クルリング) コース 5(C15_01)

2024年7月中旬。曇り/晴れ、最高気温36.8℃、最低気温25.2℃。9時00分出発、約15km。
夏のライドということで短い距離で休憩を挟みつつ自転車を楽しむことにした。

KURU ~ 文明堂 さいたまあおぞら工房 ~ Cafeさくらテラス ~ DIG IT ホットサンド ~ ステンドグラス バロック ~ KURU

クルリングコース 5 ◀◀◀今回のコースがご覧になれます

~自転車でつながる人と地域と~   2022年7月16日にオープンしたKURUを拠点にサイクリング。
KURUring(クルリング)と名付け、埼玉周辺の季節や風景、風を感じられるコースを地元のサイクリストの方に教えていただきながら、美味しいものを食べたり、地域の方々とコミュニケーションをとったりしながらのんびり楽しくサイクリングしていきます。

最近の夏は異常なほど暑い。この季節は歩くには遠いけれど自転車では近い美味しいお店やアートを感じられる場所に行く計画をした。

KURUを出て羽根倉通りを左に進む。交通量の多い道なので気を付けながら20m程進むと左手に土手へ上がれる小道が現れる。その先の階段を登ると土手にあがる。

羽根倉橋西を左に曲がり、羽根倉橋を渡り荒川サイクリングロード左岸へ。そして北上。

少しグラベルに寄り道しつつ右手に大久保浄水場が見えてきたところで右へ曲がりサイクリングロードを降りる。

左手に広大な田んぼを見ながら進むと奥にピンク色の建物とその横に大きな白い建物が見えてきた。

あっという間に「文明堂 さいたまあおぞら工房」に到着。サイクルラックも設置してある。ありがたいことです。

この日は交通安全のイベントをやっていた。浦和西署のマスコットキャラクター「うらワニ氏」も来ていた。手をつないでパチリ。子供のようにはしゃいでしまった。ガチャガチャもやらせていただき、白バイもまたがっていいですよとの声にすぐさま乗車。こんな機会はなかなかない。さっきグラベルの寄り道で四つ葉のクローバーを見つけたからか今日はラッキーデー。

イベントを楽しんだあとは最初の目的。大好物のソフトクリームを食べる!こと。
文明堂のキャラクターのカンカンベアたちがお出迎え。一緒のポーズでパチリ。

店内入ってすぐにソフトクリームが目に留まる。早く食べたい。ソフトクリームは店内のレジでお支払いを済ませ、ソフトクリームコーナーでソフトクリームチケットとレシートを見せる。

その名も「雲のソフトクリーム」。カップからあふれ出そうな、ふわふわな雲のイメージのソフトクリーム。本当に雲みたい。とっても可愛い。カステラのラスクが添えられている。

今日は距離を走らないのでソフトクリームだけ、と思っていたけれど、焼き立ての3時のおやつパンが気になって、食べてしまった。私が知っているパンの味でなく、卵の味と甘い香りがふわっとお口に広がるまさにカステラのパン。中身がクリームチーズとゴーダーチーズの2種類を選んで皆でシェア。とっても美味しい。カステラの焼印にカステラへの愛情が感じられる。

ソフトクリームとパンを食べようと2階へ上がるとツールドフランスとさいたまクリテリウムのお知らせコーナーがあった。今年は11/2土曜日の開催。さいたまクリテリウムには最強のあの方も日本に来るはず。会えるかな・・・荒川走ったりしないかな・・・とっても楽しみ。

文明堂の歴史が掲げられている。1900年に長崎で創業。1922年に上野黒門町に東京第一号店を出店と書いてある!!黒門小学校卒業生の私としては感慨深いものがある。どの辺にお店があったのだろう。ハイカラなお店で当時も人気があったことでしょう。

店内は工房が併設されカステラを焼いているところを見ることができる。工場ならではの販売がある。切り落としのカステラは、美味しさそのままで超お得に買える。まだ先があるので今回は我慢。後ろ髪を引かれながら次の目的地へ。



数分で到着。今日の早めのランチは「Cafeさくらテラス」。

ご家族で運営している温かみの溢れるお店。入口にはサイクルラックが設置されている。サイクリストにとっては大変ありがたいサービス。その奥にはイングリッシュガーデンのような素敵なお庭と空間が広がっている。桜が大好きでお店の名前にしたとのこと。お庭にもソメイヨシノとしだれ桜を植えたそう。その数5本、春にはお花見が楽しめる!!

桜の柄のステンドグラスのあるドアから店内に入ると温かみのある空間が広がっている。古民家をリノベーションしたとっても居心地のいいお店。話を聞くとなんと今日の目的地のひとつのバロックさんにオーダーして作ってもらったそう。なんという偶然なのだ。

店内の窓ガラスには小さな子が描いたと思われる可愛い絵。お盆の時期に描いたのだろう。おはかまいり、とひらがなで文字も書いてある。アートセンスとユーモアセンスが抜群。とっても可愛くてほっこりする。

私はドライカレーランチをオーダー。桜柄の大きなどんぶり。本当に桜がお好きなんだ!ドライカレーは辛すぎず、優しいお味。とっても美味しい。作っているうちから食欲をそそるいい香りがした。ご飯もふっくらしていてドライカレーとのバランスが素晴らしい。

食事が終わる頃、「まだ酸っぱいけれど、もしよかったら…」と、裏庭で育てているブルーベリーを摘んで持ってきてくださった。自然の酸っぱさがこの暑い日にとてもぴったりだった。しかもウェアの水玉模様にぴったり。ウェアの紫の水玉がまさにブルーベリー。甘酸っぱい今年の夏の思い出。


次の目的地は「DIG IT ホットサンド」。またまた、数分で到着。

ここはなんとも不思議なところ。DIG ITさんは倉庫の2階にある。1階は東アジアにありそうな夜市の館と見間違う光景が!!たくさんの赤い提灯とその先にもカラフルな提灯が飾ってある。なんという異空間。

さっきのブルーベリーから始まって、このカラフル提灯が今日のウェアとあまりにもリンクしている。 サングラスに映る提灯がなんだか幻想的。

1階を楽しんだあと2階のDIG ITさんへ。

店内には昭和なアイテムや自転車モチーフの置物が飾られている。

メニューは手書きで温かみがある。机に置いてあるメニューはお子様の文字と思われる手書きだ。一生懸命書いたのだろうな。なんて素敵な場所なんだ。 それにしてもホットサンドいろんな種類があって美味しそうだなあ。

しかし、ランチの後ということもあり今日はアイスコーヒーだけにしよう。

店主の方はとても気さくで明るくてテンポが良くてお話が面白い。お邪魔かなと思いつつも話しかけたくなってしまう。お休みになるとご家族でアウトドアを楽しんでいるそう。

別の日にこだわりのホットサンドをいただきに伺います。



最後の目的地、「ステンドグラス バロック」。またまた数分で到着。

1975年からオーダーメイドのステンドグラスを職人さんの手で丁寧に制作しているそう。

重厚な扉を開けて、「見学してもいいですか?」と尋ねると快く通してくださった。入口には同じ大きさで揃えていない凹凸のあるステンドグラスのランプ。まるでロッククライミングのよう。

右側の大きなガラス窓の先は工房。今日はステンドグラスのお教室の日でご近所の方が集っていた。左側には展示室があり、たくさんの素晴らしいステンドグラスが飾られていた。お部屋が2つあり素敵な空間だった。カラフルなステンドグラスだけでなく、摺りガラスのものもある。

今回は、職人さんにいろいろお話を伺うことができた。ガラスをカットする人、はめる人など基本的には分業制だそうだ。摺りガラスの濃淡をつける際は細心の注意が必要だ。熟練の技が光る作品がずらり。

このお部屋にあるさまざまな種類のステンドグラスを見ながらオーダーするのだろう。羨ましい。このお部屋にいるとまるで避暑地軽井沢にでも来ているようだ。 もし、この中から一つだけを選ばなくてはならないとしたら・・・睡蓮!本当に素敵。水面のゆらぎや風も感じられる。ガラスを通る光は時間がゆっくりと過ぎ優しさに包まれる感じがする。

個人宅だけでなく、空港、駅舎なども手掛けているようで、最近では東京・表参道のティファニー入口天井のステンドグラスもバロックさんの作品とのこと。近くに行ったときには作品を是非見てみたい。

お忙しい中お話をしてくださった職人さんはなんとサイクリスト!!

走行距離約15kmという近さでイギリス・東アジア・軽井沢に旅行気分。こんなにも雰囲気の違うところがあったとは!自転車ならではの距離感で気軽に旅気分。

帰りは同じサイクリングロードで。黄色い建物、KURUが見えてきた。

いつものサイクリングロードから脇にそれるとそこは別世界。旅に出たかのように景色が変わり、土・石・草・風・川、自然をより感じられる。自転車の楽しみ方が増え、自転車でつながる人の優しさと触れ、美味しいものをたくさんいただいた。自転車って楽しい。

どんな季節もどんな場所も自転車で走ると特別なものになる。
これからもKURUを起点にして埼玉周辺の魅力を感じていきたいと思った。

KURUから
ちょこっと冒険、くるっとそこまで。
地域の魅力発見。
KURUringこれからも、少しずつ広げていきたいです。
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筆者 Miki
staff Tatsu
協力 Shin
撮影 kuu
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あとがき①「丁寧で美味しいホットサンド DIG IT」

別の日にDIG ITさんで念願のホットサンドを皆でいただいた。ひとつひとつ手作り。具材もとても手が込んでいる。本当にどれもこれも美味しくて、軽く2つは食べられる!この美味しさと丁寧さとこだわりと店主さんのお人柄にまた惹かれた。

たまごサンド つぶマスタードトッピング

私は たまごサンド をチョイス。なんと追加でつぶマスタードをトッピングできる!マスタードのつぶつぶの触感と酸味がものすごくマッチして美味しい。作っているところを見ていたら…粗目の裏ごしざるでこしてくれている。今まで食べたことのないたまごサンド。たまごたっぷりのなんとも滑らかな舌触り。手間暇を惜しまず作ってくれたホットサンドは絶品★★★

ハーフ3種盛 ・ BLTホットサンド+ポテトセット ・ あんバターサンド

ランチプレート タンドリーチキンサンド ・ ランチプレート くるみとブルーチーズとはちみつのサンド

あとがき②「グラベル寄り道」

荒川サイクリングロードを少し横道にそれると雰囲気の違うグラベルがある。草が生い茂る道、あぜ道、鳥居、竹林をくぐり抜けた先にはまた田んぼ。子供の頃に行った田舎のような素朴な風景。昔はここに人が住み、営みがあったのだろう。槙の木が大きく自由に育っている。頭の中に井上陽水さんの少年時代が流れ続ける♪

虫に食べられているけれど…四つ葉のクローバー🍀発見。幸せな気持ちになった。

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クルリング立ち寄り処

文明堂 さいたまあおぞら工房(KURUから約8km)※webサイトが開きます

Cafeさくらテラス(KURUから約8km)※instagramが開きます

DIG IT ホットサンド(KURUから約8km)※instagramが開きます

㈱ステンドグラスバロック(KURUから約8km)※webサイトが開きます
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